2023年度高校生体験記エッセイ「私のボランティア活動体験」入選者について

2023年度野球 賭博 アプリ 人間福祉学部が高校生を対象に募集をした体験記エッセイの受賞者をお知らせします。

2023年度のテーマ「私のボランティア活動体験」には110編の応募をいただきました。ご応募下さった皆さん、ありがとうございました。
どの作品も様々なボランティア活動の体験を踏まえた皆さんの気づきや優しい気持ちが伝わるとても良い作品でした。その中から入賞作品15編を選定いたしました。

 

  • 募集テーマ : 「私のボランティア活動体験」
  • 募集要件 : 100 ~400字程度
  • 応募期間 :2023年7月21日(金)~ 10月28日(土)
  • 応募総数 : 110編
  • 受賞者 :15名

入選者一覧

氏名(敬称略) 学校名 学年
中西 姫星 啓新高等学校 3年生
匿  名   2年生
林 愛結 島根県立松江農林高等学校 3年生
西村 公希 山口県立大津緑洋高等学校 2年生
浅野 梨乃 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
市瀬 悠月 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
近内 夕真 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
津田 美歩 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
津田 麗 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
服部 妃菜 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
福山 絢音 岐阜県立岐阜各務野高等学校 1年生
森 凜杏 岐阜県立岐阜各務野高等学校 3年生
浅野 大地  岐阜県立山県高等学校  3年生
井上 湧斗 岐阜県立山県高等学校 3年生
山田 悠愛  岐阜県立山県高等学校 3年生

入選作品

中西 姫星 さん

 私は中学生の頃、母の職場にボランティアに行きました。母の職場には障がいのある方がたくさんいます。私は障がい者と関わったことがなく、緊張していました。そんな私の元に女の子が「一緒に遊ぼう。」と話しかけてくれました。私は女の子の一言で緊張がほぐれました。お絵かきをしたり、おもちゃで遊んだり、お話をしたりしました。母の職場にいた方達はみんな優しくて、可愛かったです。それと同時に仕事をしている母の姿を見て、私も母みたいになりたいと思いました。この一日を通して私は、障がいのある方に対する壁を取り払うことができました。この経験を様々なところで生かしていきたいです。

匿 名

新型コロナウイルスが猛威を振るった数年前の話です。緊急事態宣言を受けて、学校が臨時休業。予期せぬ休みに喜んでいられたのも少しの間だけでした。自粛につぐ自粛。日に日に増加していく感染者数に身に迫る危機感を感じたのは僕だけではないでしょう。そんな鬱屈とした日々の中でボランティアに興味を持ったのは、他人との繋がりを欲していたからだと思います。外出自粛が求められる世の中でも、形を変えてボランティア団体は活動していました。それは感染リスクのないインターネット上での活動です。当時は中学生の僕でも快く受け入れてくださる団体で、年齢問わず20人ほどが参加していました。主な活動は環境保全を目的としていて、入ってすぐ任されたのは活動記録。そこから出来ることが増えるたび、徐々に頼られることも増えていきました。特にパソコンの使い方は、ポスターを作る中で身についたものです。数年ほど経った今では活動に参加することはめっきり減ってしまいました。それでも当時知り合った方との交流は未だに続いています。社会貢献といった側面の強いボランティア活動ですが、僕にとっては学校では得られないことを学べる場所でした。受験が終われば、また参加したいと思います。

林 愛結さん

「今度マラソンのボランティアをみんなでしよう」陸上部の顧問がみんなに言った。部員である私も含めみんなが嫌だと言った。わざわざ休みの日に行きたくないのがみんなの理由だった。仕方なく参加したボランティアだったが、そこで沢山の経験をした。走る選手がゴールした時にお水を渡す係をした。そこには私たちだけでなく地域の方も参加していた。私たちとは違いすごく楽しそうに係の仕事をしていたのを目の前で見て思った。「あ、本当のボランティアとはこういう事だ」と。嫌々受け入れた私たちとは違って、自ら誰かのためにしようという気持ちが大切だと気付くことが出来た。これからは自らの意思で参加しようという気持ちを持とうと思った。

西村 公希さん

 今年の夏、地域の小学校の学習ボランティアに参加した。私たち高校生が先生という立場となり、宿題や工作の補助をするというものだ。私はこれまでボランティア活動に意義を感じたことがなかった。「やりたい人がやっていればいい」そう思っていた。しかしそうではなかった。

 始めは「教える」ということだけに精一杯だったが、時間が経つにつれ、「この子悩んでそうだな」「なにか探しているな」単純に教えるのでなく、子供たちの小さな言動や心理に自然と意識が向くようになっていた。子供たちは何といっても物事への集中力がすごい。鉛筆をはしらせた後は、廊下で事故が起きそうなくらいに友達とふざけあう。私も思わず頬が緩んだ。

 たった半日の活動であったが、私自身ものすごく楽しむことができ、児童の笑顔が絶えなかったことにこの活動の意義を見出した。これからもジャンルを問わず積極的にボランティア活動に参加し、社会に貢献していきたい。

浅野 梨乃さん

私は中学の三年間でユニセフ活動に参加しました。主に、ペットボトルキャップや空き缶を回収しワクチンを作って貧困な国に贈る活動をしていました。はじめはなかなかやる気がわかなくて参加していませんでしたが、生徒会のボランティア活動部会の方たちが私たちに貧困のつらさや集めたペットボトルキャップや空き缶はワクチンになってどのような役割を果たしているのかを教えてくれました。私はそれがきっかけでこのワクチンを届けていろいろな国の人々が少しでも救えたらと考え参加してみることにしました。実際やってみると、月ごとにワクチンになった本数やこれで救える人々の数が掲示されるので達成感ややりがいがあり楽しかったです。また、必死に全校で集めても一部の人も満たさないくらいしか救うことができない現実と今の衣食住がある生活が誰かにとっての当り前ではないことがよくわかるいい機会になりました。

市瀬 悠月さん

部活動で福祉フェスティバルのボランティアに参加したときのことです。私はネイル体験のアシスタントをしました。初めは、暑い中行列の整理をしたりお客さんの対応に追われ、楽しさよりも辛さの方を大きく感じていました。しかし、ネイルをしてもらって喜ぶ子供たちの姿やそれを見て微笑ましそうにする保護者の方を見ていたらその時の疲れが飛んだ感覚になり、私もいつの間にか笑顔になっていました。中には飲み物の差し入れをしてくださる方、目を見て「ありがとう」と言ってくださる方もいて心が暖かくなりました。多くの方の喜びと優しさに触れたことでボランティアに対する思いが強くなり、もっと多くの方の笑顔を見たくなりました。

近内 夕真さん

私は、町のごみ拾いボランティア活動に参加しています。この活動は、毎月1回、町内の公園や道路沿いに落ちているごみを集めるものです。私は、この活動を始めてから長く経ちましたが、その間に色々な体験をしました。

一つは、ボランティア仲間との交流です。この活動には、私と同じ高校生だけでなく、小中学生や社会人、お年寄りなど、様々な年代や職業の人が参加しています。そこでは様々な人々と交流することが面白いと思っています。例えば、僕の同級生は、将来は教育の仕事に就きたいと言っていて、ボランティア活動を通して子どもたちに環境意識を持たせたいと言っていました。私はボランティアの機会を通して話を交えることで、自分や世界の将来についても考えるきっかけになりました。

もう一つは、町の人たちとの関わりです。この活動をしていると、町の人たちから声をかけられます。例えば、「ありがとうね」「頑張ってね」「気をつけてね」という励ましの言葉をもらえることです。私は、このような町の人たちの優しさに感動しました。また、私たちの活動が認められていることにも嬉しく思いました。私は、このような町の人たちとの関わりを通して、自分が社会の一員であることや、自分の行動が社会に影響を与えることを実感しました。

私は、町のごみ拾いボランティア活動を通して、自分の経験やつながりを広げるだけでなく、新しい自分や社会との関わりを発見することができました。この活動は、私にとって大切なものになりました。これからも続けていきたいと思います。

津田 美歩さん

私は、中学三年生のとき学校のボランティア活動で、高齢者の自宅訪問に行きました。

私が訪問した方は、見守り隊をしていて毎回、小中学生の登下校のとき横断歩道に立ってくださっています。私は、登校するとき「おはようございます」と挨拶はしているものの、感謝を伝えたことはありませんでした。学校のボランティア活動の自宅訪問をして、直接感謝の気持ちを伝えることが出来、コミュニケーションを取ることも出来、ボランティア活動に参加して良かったと思いました。私が訪問した方は、とても喜んでくださっていて、色んなお話をしているとき笑顔で話していました。ボランティア活動は自分も相手も、嬉しくなれるということを改めて知ることが出来ました。

ボランティアは、色んな方々を笑顔にできるものだと思います。

津田 麗さん

6年前、私は初めてヘアードネーションをしました。そのきっかけは友達のお母さんが髪をバッサリ切っていたことからです。髪を切った理由を聞くと、病気や抗がん剤の副作用で髪がなくなってしまった人に髪の毛を寄付したと教えてくれました。そこから、ヘアードネーションについて調べました。そして、ヘアードネーションは自分の髪の毛で人を笑顔にできるボランティアだと知りました。私は髪を伸ばし、大阪の方に40センチ寄付することができました。後日、その方から手紙が届き、感謝の言葉をもらいました。届いて喜んでもらえて嬉しかったし、寄付してよかったと感じました。ボランティアはまだまだたくさんの種類があると思います。困っている人の力になれるように身近なボランティアから参加していきたいです。

服部 妃菜さん

私は、ボランティア活動に参加したことで感じた事が2つあります。1つ目は、普段できないような体験ができることです。ボランティアを行うことで何か出し物をしたり、いろいろな方々と協力して何かを行ったりすることができました。私は実際に子供たちと遊ぶためのおもちゃを作り、一緒に遊ぶことや、障がい者の方々とラーメンを作ったことがあります。これは、普段の日常生活ではなかなか経験できないことだと思います。子供たちと遊ぶときはペットボトルで作ったおもちゃで遊んだり、一緒に折り紙や簡単にできるゲームなどを行いました。みんな帰るときに「まだ遊びたかった」や「楽しかった!」など喜んでくれる子が多くてとても嬉しかったです。障がい者の方とラーメンを作った時にはかまどで作り、みんなが協力しあいながらできました。そして出来上がったラーメンを食べているときにみんなで協力してやりきったと感動しました。

 2つ目は幅広い世代の人と交流できることです。自分と同じ世代の人とはなんとなく話が弾みますが、違う世代の人とはなんとなくでは話が盛り上がりません。そのため、相手の好きなもの・ことを語り合うのはとても難しいと感じました。しかし、天気の話や最近のビックニュースなど、だれでも相槌のうてる話をすることはとても簡単です。少しずつたくさんの世代の方と話をしたことでこのことに気が付きました。幅広い世代の人と交流ができていなかったらこのことに気づいていなかったかもしれません。

このように、ボランティア活動に参加することで、普段できないような体験ができること、幅広い世代の人と交流できることを感じました

福山 絢音さん

私は中学生の時友人に誘われて市のマラソンの参加者へ市役所の方と景品配りをするボランティアに参加しました。誘ってくれた友人は誰とでもすぐに仲良くでき、楽しそうに会話ができる性格で、私は元々人見知りが激しい性格だったため、友人と違ってなかなかマラソンの参加者に応援や労いの言葉をかけることができず後ろのほうで配るためのお菓子を並べたりジュースなどを袋に入れたりとなるべく周りの人と会話をしないようにしていました。友人はその間にも何袋も参加者に配り続けているのを見て、自分だけ役に立っていないかもしれないと感じてしまっていたのを読み取ったのか市役所の方が私の方に来てあなたも配ってきたら?と声をかけてくださいました。せっかくボランティアをするんだったら勇気を出して声をかけてみようと思い一人のおばあさんに景品を渡すと笑顔でありがとうと言ってくださってとても嬉しかった経験があり、いつか人を支えられる仕事に就くという夢ができました。その夢をかなえるために今の高校に入り頑張っています。あの時のおばあさんにはとても感謝しています。 

森 凜杏さん

中学校の頃、公園で友人と遊んでいたときに、その公園内でのポイ捨てが多くごみが散乱している状態でした。小学生やもっと小さい子供も来る公園だったので、そこから友人と一緒になんとなくごみを拾い始めました。公園にあったごみ箱に拾って捨ててを繰り返しているうちに、近所の子供たちが遊びに来て、一緒にごみを拾い始めてくれました。ごみ拾いを終わった後の公園は普段より少し輝いて見え、そのあとは子供たちと鬼ごっこをして解散しました。ボランティアには人の心を動かす何かがある、と学んだできごとでした。 

浅野 大地さん

 私は、山県市社会福祉協議会が主催する「子どもボランティアクラブ」に参加しています。「子どもボランティアクラブ」では、子どもと一緒にうちわを作って高齢者の方にプレゼントしたり、模擬店を自分たちで企画・運営して、子どもや高齢者の方がお客さんとなって楽しんでもらう夏祭りを開催しました。それぞれのイベントで子どもならではの一面が見られました。うちわ作りでは発想がとてもユニークな子がいたり、夏祭りでは、細かいルールなどを設けなかったからこそ生まれた新しい遊び方などあってとても面白かったです。高校生である自分たちの考え方と比べてみて子どもの考え方は自由で、形に捕らわれることなく、広がりがあることを感じました。この体験を通して、子どもが無邪気に活動する姿や子ども独特の考え方に触れ、将来の目標である保育士の仕事の魅力と面白さを改めて感じ、ワクワクしてきました。 

井上 湧斗さん

 僕は、山県市の社会福祉協議会が主催する「まめかなクラブ」という活動に参加しています。65歳以上の地域で元気に暮らしたい方が集まるサロン「まめかなクラブ」では、僕たちが企画したレクリエレーションとして、ハートのミニバックの製作をしたりしました。また、楽しくお話をしながら介護予防のためになるようなレクやゲームをしました。僕が住んでいる山県市は高齢の方や一人暮らしの方が多く、交通機関が少ないため、外に出かけたり、コミュニケーションをとったりする機会も減っています。このような活動は、高齢者が生きがいをもって楽しく過ごすきっかけになり、ボランティアを通して若者と高齢者の交流もできます。このような活動を積極的に行うことで山県市の課題も少しづつ解決していくのではないかと感じた僕は、この体験を通して、将来は、社会福祉士になりこのような場を企画する立場になりたいという目標が見つかりました。 

山田 悠愛さん

 今年の9月、本巣支援学校の方と交流をさせて頂く機会に恵まれた。その際、私の人生観が変わる程のとても大切な事を学ぶ事ができた。私には目の不自由な祖父がいる。だからこそ、障害のある方と自然に交流をする事が出来た。最初はお互い緊張感があり、上手く話す事が出来ず不安だった。しかし、企画したハートのバックを製作する中でお互いに打ち解け、心を通わせ、気づいたら笑顔で会話をしていた。中には、初めての環境や大勢の中だと取り乱してしまう子もいた。特別支援学校の先生方は、そういった生徒には相手のペースに合わせ、寄り添い、その方の性格に合わせた指導法を即座に考え、やる気が出るような教育をされていた。そんな接し方を見て、私は今まで感じた事の無いほどの強い感銘を受けた。私は今年の春頃から看護師を目指すようになった。この経験を通し、個々の患者さんに合わせた看護ケアをし、寄り添う事のできる看護師になりたいと強く思った。 

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