医療の資格

リハビリテーションなど人のカラダと向き合う仕事。
理学療法士は、ケガや病気で身体に障がいを受けた人に対して、筋力やバランスなどの改善により、座る、立つ、歩くなどの動作の改善を図る「運動療法」、温熱や電気刺激、マッサージなどにより痛みの軽減、治療効果を促す「物理療法」、生活に必要な動作にアプローチする「日常生活活動指導」などを行います。

深い思いやりで、患者さんの精神的な支えになりたい。
リハビリテーションは、患者さんにとって肉体的にも精神的にもつらいものです。そうした患者さんを明るく励まし、ともに頑張って前向きな気持ちにしてあげることも重要な仕事のひとつです。年齢や性別を問わず、人と接することが好きで、ポジティブな性格の人に向く仕事です。

看護師は、医療従事者の中でも患者にとって最も身近な存在です。そのため、他の医療スタッフや患者様とのコミュニケーションをサポートしたり、患者様を精神的に支えたりする場面で重要な役割を果たしています。業務としては、患者が入院生活を過ごしやすいように日常生活の援助(食事や排泄、清潔援助など)を行います。また医師のパートナーとして患者の診療の補助（注射や服薬、検査の援助など）を行います。また退院していかれる患者様に自宅での健康的な生活ができるように指導を行います。
職場については、病院や診療所に加え、福祉施設、保育所とそのフィールドは広く、様々な機関での活躍が期待されます。

人を助ける、また多くの人と協働する仕事のため、人と関わることが好きであることが大事な要素となってきます。また病気やけがで不安になっている患者を支えるためにも、自らが心と身体の健康増進に勤めていること、さらには変化する社会情勢、進歩する科学に対して興味や研究心を持ち、前向きに取り組む姿勢がもてる方が向いているでしょう。

保健師は、都道府県の保健所や市区町村の保健センターなどで、健康教育・保健指導などを通じ、疾病の予防や健康増進など公衆衛生活動を実施する専門家です。乳幼児から高齢者といったさまざまな年齢層の地域住民が、健康的な生活を送れるように健康相談に乗ったり、保健指導を行ったりします。また最近では高齢者の在宅ケアを行う家庭が増えてきており、看護の指導にあたるための家庭訪問も重要な仕事のひとつとなっています。

疾病の予防や健康に携わるため、責任感や使命感がある方に適性があるでしょう。 健康に関する相談を受けたり、地域住民の家を訪問したり、さまざまな年齢層の人と接することが多いので、人と接することが好きな人が向いています。また、健康に不安を抱えている人は人に頼りたい気持ちが大きいので、包容力があり、人の話に耳を傾けられる人がいいでしょう。

保健師受験資格は定員20名の選択制。1～2年次までの成績（GPA)と面接および試験の結果で選考します。また、所定の単位と5週間の実習が必要です。

保健師免許取得後、各都道府県の労働基準監督署へ自己申請することで取得可能。

病院や介護施設、医療機関において窓口受付業務や入退院、治療、検査、投薬などに関する簿記会計、帳票処理業務、医療保険・介護保険請求業務を行います。

病院もサービス業であるという気持ちで、明るく丁寧な接客、気配りのできる人が向いています。またパソコンなどへの習熟も必要です。